『パーム油のはなし②』教材体験ワークショップ:体験者の声
パーム油は、世界で最も安くて便利な油です。そのため、スナック・チョコレートなどのお菓子・アイスクリーム・インスタント食品などさまざまな加工食品や、石鹸・シャンプー・化粧品など、私たちの身の回りにある多くの製品の原料となっています。
しかし一方、パーム油の生産は、熱帯林減少や森林火災を引き起こす原因となったり、そのためにオランウータン・ゾウ・トラといった絶滅危惧種の野生動物たちの生息地を奪ってしまうことにもつながっています。広大な面積の農園を開発する際、地域住民との土地利用問題で争いが起きることもあります。また、農園や製油工場などにおいては、移住労働者の強制労働や児童労働といった深刻な問題が起きていることも報告されています。
今回、開発教育協会(DEAR)とプランテーション・ウォッチの共同プロジェクトによって出来た、ワークショップ教材『パーム油のはなし2 知る・考える・やってみる!熱帯林とわたしたち』は、そんなパーム油をめぐる現状を身近な問題としてとらえ、考え、行動できるようなヒントをちりばめています。どうぞ、是非お手にとって、より良い世界を作るための一歩を踏み出してください。(プランテーション・ウォッチ/DEAR July 2020)
以下の映像は、2020年7月の発売に先行して、全国から集まってくれた現役教師の方たちに、実際に教材を使ったワークショップ体験を映像に収めたものです。